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5月23日のブログに続いて、背骨訓練の続き

2015/07/30/(木)

  背骨について。

 デンデン太鼓のように両脇をゆっくり振って体の中心(センター)を心の目で見る訓練を続けていると体軸センターの認識が育ってきます。

 例えば体を前後、左右に移動するときにまずセンターが少し移動し、次に股関節に体重が移動し、それから足が運ばれて体が移動する過程が認識できるようになります。これがわかると精密な動きができるようになります。太極拳でゆっくり動くのは、このような精密でムダのない動きを体に染み込ませていくことが一つの目的ではないでしょうか。もちろん動きが完全に身についたらまた早く動けるようにすることも大切です。

 合気道の体さばきには前後、左右の動きに加えて、捻転の動きがあります。これもセンターを中心にコマのように体を回す動きが大切ですが、これだけではなかなか技に切れが生じません。技を上達させるにはセンターの両脇にサイドセンターがあることを自覚し、これが上手に使えるようになる必要があります。

 

 サイドセンターの育て方

 1.右足に体重を乗せ、左足はつま先だけを床について右膝をゆるめると体は自然に上からみて時計まわりに回転します。右膝を柔らかく使って、回転し元に戻し、回転し元に戻すを繰り返すと、背骨の右側に回転の軸が自覚されてきます。これが右のサイドセンターです。

 2.左足に体重を乗せて同様にすると、左のサイドセンターが自覚されてきます。

 3.再度右足に体重を乗せ、左足は踵を床につけます。ここで右膝を緩めると、今度体は上から見て反時計まわりに回転します。やはりゆるめて戻し、ゆるめて戻すと右サイドセンターがさらによく自覚されます。

 4.左足に体重を乗せ、3.と同様にして左サイドセンターを自覚します。

 5.両足を平行に立ってデンデン太鼓のように両腕を振ると、センターと左右のサイドセンターの三本の体軸が自覚されるはずです。この訓練をくり返すと、合気道で必須の90°180°の体さばきが、スムーズに速く、力強く行えるようになってきます。

 またこの運動は肩こりや腰痛の予防、改善にも有効です。

 ぜひ短時間でも毎日行ってみて下さい。