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クリーンアップメディスンが始まる

2018/03/03/(土)

はじめに

クリーンアップメディスンとはなんだろう

クリーンアップとは野球では、4番打者のこと。クリーンはほとんど日本語となっていて、「清潔な」、「汚染のない」、「正々堂々とした」などの意味があります。そしてクリーンアップで一掃するという意味になります。クリーンアップをメディスンの前につけて、体内の汚染をクリーンにして、自然治癒力、体力、さらには精神力までアップしようとすることが、クリーンアップメディスンの目標となります。

 何をクリーンにする必要性があるのか

自分の体にどのような汚染が蓄積されているのだろうかと考える人はほとんどいません。なぜなら、様々な汚染が原因となって疾患が生じてくることは、概念として知っていても、汚染の原因となる物質やエネルギーをキャッチできる感覚器官が体に備わっていないからです。創造の神がいるとするなら、人類がこれほど自然の中に汚染の原因となる物質やエネルギーを放出し、それが回り回って自らの中にたまりたまっていくことは想定されてなかったのかもしれません。

 しかし、汚染が疾患の原因となること自体は知られています。例えば大気汚染がぜんそくなどの呼吸器疾患の大きな原因となっていることは古くは「四日市喘息」、最近ではPM2.5など概念としては誰でも知っています。しかし、臨床の現場ではほとんど無視されているのです。「なぜだろう」ここに現代医療の現場における大きな問題が内包されているのです。

 医学と医療は違います。しかし一般の人にも医療者にもこのことはあまり意識化されていません。汚染が疾患の原因であり、それを細かく分けると、化学物質、ウイルス、細菌、寄生虫、金属などがあり、これらについては、細菌学、ウイルス学、疫学などの基礎医学で膨大な知識を学習しなくてはいけないのですが、実際の臨床の場でこれを使う機会は、ウイルス学、細菌学以外は全くないのです。つまり、臨床医学の間に大きな断絶があるといえるのです。

「なぜだろう」哲学的に考えてみましょう

哲学とは真理を探求することです。簡単に言うと「なぜなぜ…なるほど…どうする」という人のもつ根本的思考の営みと言えます。これを医学、医療に当てはめて考えると、問題が見えてきます。リウマチという数の多い難病を例に考えてみましょう。

 患者「先生、体のあちこちの関節が痛いんです。時に熱を持って腫れるんです。」

 医師「そうですか。慢性関節リウマチかもしれませんね。調べてみましょう。…検査結果がでました。やはりリウマチでした。」

 患者「そうですか。診断がついたら一安心です。実は痛むところがあちこち移動して、鎮痛剤を服用して一時的によくなっても、また別の部位が痛くなって近くの医者でもはっきりせずに心配していました。」

 医師「リウマチは現在よく効く薬が色々開発されていますので、心配ありませんよ。」

 患者「ありがとうございます。」

 話は続きますが、リウマチの正体について、拙著「リウマチがここまで治った!」より一部わかりやすいたとえ話を引用して説明します。(つづく)